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第11回明石薪能

昨日は第11回明石薪能に行ってまいりました。珍しく、すぐの報告です。ま、すぐと申しましても、ご出勤されていたY師やZ師よりは遅いですけど。(いえいえ、もとより勝とうとも思っておりませんが^^。お忙しいなか、本当に頭が下がります。)

今年は明石大橋開通10周年ということで、橋を望む大蔵海岸での開催です。おととし、去年の開催は明石城公園、その前7年の中断、中断前の1回は雨天のため市民会館での開催だったから、10年ぶりということらしいです。

明石城をバックに...のほうが風情があるんじゃ?と思っていましたが、海をバックに、時折通り過ぎる船を眺めながらも、なかなか素敵でした。海風が気持ちいい!開演前の舞台はこんな感じ。兵庫県の組み立て式能舞台です。お目にかかるのは3回目。たぶん使用されるのも3回目じゃないでしょうか?

大蔵海岸の能舞台




珍しくちゃんと写真を撮ったと思ったら、反対側から撮れば橋がバックに入ったのに...。橋はこんなです。

お明石大橋

あたりが暗くなるとライトアップされてきれいでした。9月なのでサファイア、7時の時報の虹色のライトアップパターンも見られました。

開演まで時間がありましたので、ここで起きた悲惨な事故の犠牲者の方たちにも手を合わせてから...。
追悼の碑

さて、この日の演目は仕舞が4番ほどと、狂言「膏薬煉」、能「葵上」。

もちろん、「葵上」は源氏物語千年紀にちなんでです。同じく千年紀にちなんで、火入れ式の火は観光親善大使の光源氏くんを明石の君が運んできてくれました...。ま、いいんですけどね。別に源氏の君は天海さんじゃないと、なんて言いませんし。

能「葵上」には葵の上その人はでてきません。舞台の前に置かれた小袖が葵上のかわりです。その枕もとに立ち、扇で打ちすえる六条御息所の生霊の恐ろしくて悲しいこと...。

なので掲示板で使わせていただいているイメージの「葵上」は、三頭身のかわいらしい風体ですが、葵の上その人ではなく、六条御息所の生霊です(だから私は気に入って自分のコメントにつけさせていただいていますが。本当は鬼なんです^^)。
葵の上

ところで、この日は「梓之出」の小書付きでした。チラシには書かれていなかったような...。物の怪を呼び出す梓の弓の弦をはじく音を小鼓で模し、それに合わせてシテが登場するのが「梓之出」だそうです。

アナウンスの方がおっしゃっていた「葵の上」を観る上でのポイントのうちの一つがこれでしたっけね。(あと二つは、正先におかれた小袖のことと、ワキツレ(臣下)の目線に注意ということでした。シテは生霊なので、生身の人間である臣下には見えないのですね)。

初秋の一夜を楽しく過ごさせていただきました。


第11回明石薪能
2008年9月13日(土)18時〜 於・大蔵海岸

★仕舞 『淡路』木内十三比古
    『敦盛 クセ』池内頼子
    『松風』笠田 稔
    『国栖』久田勘鷗

★火入れ式・挨拶

★狂言『膏薬煉』
 都方=善竹忠亮
 鎌倉方=前川吉也  (後見)牟田素之

★能『葵上-梓之出』
 前シテ=上田拓司   後シテ=笠田昭雄
 巫女=上田宣照
 横川の小聖=江崎金次郎
 臣下=江崎敬三
 従者=善竹忠重
 
 笛=野口亮 小鼓=清水晧祐 大鼓=山本哲也 太鼓=上田慎也




funabenkei | 能・狂言鑑賞記録 | 08:45 | - | - | - | - |

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