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天満天神繁昌亭

天満天神繁昌亭入口

 先月オープンしたばかりの上方落語の寄席・天満天神繁昌亭へ行って来ました。お目当ては先日の「吉坊ノ会」で逃した桂吉坊さんの落語。…出番最初の人を目的に寄席に行く私って…(笑)

 行ってみると、思っていた以上に小さい小屋でした。ロビーと言うほどの広さもなく、所狭しと売店や落語会のチラシ置き場、自動販売機などがありました。オープンの時には大阪中のテレビ局で、上方落語協会会長である桂三枝さんの挨拶の様子などが流れていたもので、なんとなく大きな劇場をイメージしていました。

 席も2階の席を併せても200席ぐらい? もっとも、これぐらいが落語に適した人数だと思います。前に京都の南座へ「米朝一門会」を聞きに行きましたが、南座は本来歌舞伎を演じる舞台ですから広過ぎだったことは否めません。

 平日の昼間でしたが、大入りでした。「定席」といって、毎日昼と夜と2回公演が行われます。「とりあえず落語行こっか」と思えばやってるというのは、本当に良いことですね。能や狂言でもそういうのが出来たらいいなぁ、と思います。せめてと…思って、私も公演情報を集めているわけですが。

天満天神繁昌亭 昼席
◆10月16日(月)13時〜 於・天満天神繁昌亭(大阪市北区)
★落語『東の旅(発端より)』桂吉坊 ★落語『犬の目』林家笑丸
★落語『青空散髪』笑福亭生喬 ★コメディーマジック ゼンジー一億
★落語『阿弥陀池』桂坊枝 ★落語『冷蔵庫哀詩』桂小春團治
 −中入−
★落語『豊竹屋』笑福亭銀瓶 ★漫才 海原はるか・かなた
★落語『佐々木裁き』桂勢朝 ★落語『初天神』露の都

 最初のお二人、桂吉坊さんと林家笑丸さんしか名前知ってる人がいませんでした(笑) 特にトリの露の都さんが女性だったのでびっくり。落語家といえば男性だと思い込んでいただけに。女性で初めて落語家になった方なんだそうですね〜。

 ちなみに昼席は1週間ごとに出演者交代なので、番組(プログラム?)にはネタは書かれてません。なので噺の名前は私の分かる範囲で。割と聞いたことのある噺が多かったですが、(三代目)桂小春團治さんと笑福亭銀瓶さんの話は、内容から予測してネットで検索して、こういう名前かな?と思って書いてます。

 吉坊さんは入門当初に稽古を受けた噺だそうで、見台を張扇と小拍子で勢いよく叩きながら、気持ち良い語り口でした。寄席の最初を上手く勤めてらっしゃいましたね。

 個人的には『阿弥陀池』が好き。なぜかと言われると難しいけれど、私はオチが秀逸だと思いますし、実際の阿弥陀池にも行ったことがあったりと思い入れがあるからかもしれません。(古代史の話ですが、物部氏が蘇我氏の寺を焼いて本尊を棄てたという「難波の堀江」だと言われてる場所。後に信濃の善光寺の開祖が拾ったという伝説があったり)

 あと初めて聞いた『豊竹屋』が楽しかったです。何でも浄瑠璃風に語ってしまう豊竹屋節右衛門という男がいまして。それを訪ねてきた口三味線の男と二人で遊ぶ噺なんですが、伝統芸能クロスオーバー好きな私にはたまりません。マクラでは、お約束。義太夫の「あの」笑い方をしてはりました。(知らない方はこちらを参照)

 落語をたくさん聞けて楽しかったです。また機会を見つけて行きたいものです。次の休みのころには熱血落語の(三代目)林家染ニさんの出演もありますし。

 ところでコメディーマジックと漫才が入っているのは、いわゆる色物(寄席における落語以外の芸)で、落語ばかりが続くとさすがに辛いので、気分転換というかアクセントになっているわけですが…正直、う〜ん…と。私の好みの問題だとは思うんですけれどね(苦笑)

初代春團治の人力車

 天満天神繁昌亭の前には、初代桂春團治ゆかりという「赤い人力車」が再現されて置かれてました。事実ではなくて伝説だともいいますが、借金のための「火の車」の洒落にもなっているとか。天萬天神繁昌亭のこけら落としの時には、今の三代目春團治さんが乗り、桂三枝さんが車夫役をつとめて、天神橋筋商店街を通ったのだそうです。

funabenkei | 伝統芸能(能・狂言以外) | 09:24 | - | - | - | - |

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