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映画『笑う大天使(ミカエル)』

 まだまだ続く8/1の話(笑) 花園大学の京都学公開講座を見終わった後、大阪に戻り、映画『笑う大天使(ミカエル)』を見ました。私が大好きなまんが家・川原泉さんの代表作の映画化です。

 川原さんの作品には、ほんわかと力を入れずに読めて知的かつ奥深い、そんな独特の空気があるんですが、それがアニメにしろ実写にしろ、映画で表現できるとは思わないので、期待はしてなかったんですが…毎月1日は大阪府内では映画が1000円で見れる日ですので。

 …想像してたよりは良かったです。もっともやはり川原ワールドとは別物という感じは拭えませんし、主人公たちの描き方にしろ物語の展開にしろ、物足りない感じは受けますが、主人公三人組が"庶民"であることをカミングアウトして、一緒に遊んでいるあたりは結構良かったと思います。

 しかし、アクションが多過ぎ。しかも潜水艦にヘリまで出て来て、史緒が巨大化してしまうのは、もう訳が分からないです。監督が特殊効果畑を歩んできた方のようで、その技術を使いたかったのでしょうけれど、怪力になっても、別に武術の修行をしたわけでもなし、バーっと、原作通り怪力の面白さを見せて終わった方が何倍も良かったのになぁ。

 あと、全体にCG臭いです。ハリウッド映画と比べては悪いと思いつつも、CGがいかにも"ニセモノ"っぽいので(^^;)

 ところで、なんで史緒が関西弁? 月夜を兄の後をとぼとぼ歩くシーンは鶴橋(大阪市天王寺区)に見えて仕方ありませんでした(笑) 原作では東京、映画のロケ地はハウステンボスなんですけれど、土地不明です。

 柚子の家の、超豪華な部屋の真ん中に畳やちゃぶ台を置いて、ご飯食べてるシーンとか、原作を知ってると、ちょっと笑えるネタもいろいろあったので、"川原作品のパロディ"として楽しんでみようという方にはオススメします。公式サイトで見れる予告編だけでもなかなか楽しめます。でも他の方にはあまりオススメできないですね、この映画(苦笑)

 しかし、映画を見るために読み返した原作。やっぱり名作だなぁと思いました。こちらはまだ知らない人には是非ともオススメ。笑いあり、涙あり。名言も多い。特にオペラ歌手のおハルさんと熊のルドルフが登場する「オペラ座の怪人」は何度読んでも涙を堪えられない名作です。

笑う大天使(ミカエル) (第1巻)笑う大天使(ミカエル) (第1巻)
川原泉

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笑う大天使(ミカエル) (第2巻)笑う大天使(ミカエル) (第2巻)
川原泉

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funabenkei | 映画・ビデオ・テレビなど | 08:57 | - | - | - | - |

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