<< 初雪と鍋パーティ | top | 長崎歴博 謡初め舞初め >>

奉行所…長崎歴史文化博物館

長崎奉行所 其ノ一

住所:長崎市立山1-1

 長崎に行って来ました。といっても、例によって1ヶ月ほど前の話です(笑) こうして先月のメモを見返していると、先月は暖かかったなぁ、と思うばかり。

 写真は長崎に到着して最初に行った長崎奉行所…もとい、長崎歴史文化博物館。今年11月3日に開館したばかりの、ピッカピカの施設です。全体が大きく二つに分かれており、片方が普通の展示室、もう片方はこの土地にあった長崎奉行所立山役所を復元した建物になっています。

長崎奉行所 其ノ二

 こちらの写真が分かりやすいかと思うのですが、実際に発掘調査で出た石垣石も使用されています。色が違う部分が発掘調査で出土した石を使用したところ。実際に江戸時代の長崎奉行たちが歩いたのと同じ石の上を歩いていると思うと、不思議と楽しくなってしまいます。私って歴史ファンだなぁ、と改めて感じる瞬間。

 奉行所の再現部分はホント楽しいです。時代劇でお馴染み「お白州」はもちろん、オランダ商館長などと接見した「対面所」、奉行のオフィスだった「書院」などなど。特に書院は気持ちが良くて、しばらく正座して座っては奉行気分を味わってました。使えませんけれど、お奉行様のトイレも再現されてます(笑)

 もちろん、再現部分だけではなくて、奉行所の役割や組織に関する展示などもあり、中でも判決記録である「犯科帳」が楽しめました。中には、当時の中国人居留地であった「唐人屋敷」まで、自分の家から地下トンネルを掘って抜け荷(密貿易)をした男、なんて記録があって、交易都市・長崎らしい犯罪だなぁ、と思ったり。

 それからキリシタン関係の事件。長崎は交易都市ですから、キリスト教の拠点でもあり、江戸時代を通じて、キリシタン関係の事件が絶えることはありませんでした。私も一応はクリスチャンですから、磨り減ったマリア像を見るのは心痛むことではありましたが…これも歴史です。

 その一方で、踏絵(キリシタンか否かと見分けるためイエス様やマリアの像を踏ませること)が毎年春の恒例行事となって、芸者町の踏絵が行われる日には、芸者たちの生足を拝みに、町の男たちが覗いたなんて話もあったりするそうな。男ってヤツは…なぁたらーっ

 海外との交流というテーマは大好きなので、常設展示の方も堪能です。南蛮貿易や唐人屋敷・出島の様子を描いた絵巻を、コンピューターを使って見ることができるシステムが特に気に入って、片っ端から触っていました。それから長崎最大の祭「長崎くんち」に関する展示もあり、祭のパワーの一端を感られ、今度長崎に来るときにはくんちの時期にしようと思いました。江戸時代のくんちの様子を描いた屏風も展示されていたのですが、よく見ると諏訪神社の境内で演じられているのは能!? 今のくんちでは能楽奉納は行われないそうですが、是非復活を!(笑)

 そうやって見入り終わったころには14時。開館時間の8時半に入ったので、特別展も含めて、実に5時間半も博物館でいろいろ見ていたことになりますたらーっ でも、それぐらい私と波長のあう博物館だったのです。常設展も展示替えもあるらしいので、また機会があれば行きたいものです。

■関連記事
長崎歴博 謡初め舞初め

funabenkei | 博物館・美術館 | 23:40 | - | - | - | - |

06
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--
RECOMMEND
花よりも花の如く 7 (花とゆめCOMICS)
花よりも花の如く 7 (花とゆめCOMICS) (JUGEMレビュー »)
成田 美名子
能楽師を主人公にしたコミック第7巻。今回は憲人出演のTVドラマのお話がメイン。ドラマの舞台が京都なのが関西勢としてはちょっと楽しい。
RECOMMEND
 (JUGEMレビュー »)

CDなのに深いコミや息使いが感じられるかのよう。最高の能楽囃子CDだと思います。
RECOMMEND
中・高校生のための狂言入門
中・高校生のための狂言入門 (JUGEMレビュー »)
山本 東次郎, 近藤 ようこ
中・高校生に独占させるのはもったいない狂言入門書です。"再入門"にも最適。
MOBILE
qrcode
OTHERS
LATEST ENTRY
CATEGORY
ARCHIVE
LINKS
PROFILE
SEARCH