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稽古納めと忘年会

 今日は大鼓のお稽古納めでした。大鼓のお稽古のことは、10月の社中会が終わって以来書いてませんでしたが、その後、[太鼓入り序之舞]の曲を『羽衣』→『葛城』→『杜若』→『雲林院』、[大小序之舞]の曲を『東北』→『二人静』→『楊貴妃』と稽古していただき、[太鼓入り楽]の舞囃子入門として『唐船』の稽古を済まして、今年のお稽古を終えました。

 初めての[楽]。覚える時間が十分でなかったこともあり、今まで習ってきた舞([中之舞]や[男舞][早舞][序之舞]など)と全く唱歌(笛の音を口で言えるように表したもの)が全く違うので、もう必死です。無理やり相手役である小鼓の打つ数を数えるような状態で、そんなので上手く打てるはずもなく、ボロボロでした。

 それでも何とか打ち終えたのですが、そのためにまた油断したのか[楽]の後の、普段なら間違わないような箇所で間違ってしまい、反省点の多い今年最後の稽古となりました。しかし、師匠の「年越すのもなんやし」という一言で、次の『鶴亀』へ進みます。[楽]は共通ですし。

 『鶴亀』(喜多流『月宮殿』)は、唐の玄宗皇帝が新春の節会を行っていると、鶴と亀が現れ、その長寿を皇帝に捧げるという能で、演劇的な筋は無いに等しいですが、新春の稽古始めに相応しいおめでたい曲ですし、頑張りたいと思います。謡のお稽古ではよく最初に習うものであるために軽く見られがちですが、シテは皇帝の役ですし、それだけの重さが必要な曲ですよね。今度は[楽]をしっかり打てなければ!

 お稽古終了後は、お稽古場の忘年会。偶然にも師匠のほぼ真向かいに座らせていただき、貴重なお話をいろいろ窺うことができました。今の時代、野暮なのかもしれませんが、仕事にしろ、遊びにしろ、必死に懸命に励まれる師匠の姿は私の憧れです。師匠公認の「要領の悪い」私ですが、要領の悪いなりに、せめて真っ直ぐに頑張ることをしなければならないな、と思います。

 能のお稽古以外でも同じですよね。

funabenkei | 大鼓の稽古 | 23:37 | - | - | - | - |

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