シテは私のために登場する

数日前、新聞をパラパラめくっていたら、
見憶えのあるお顔が目に入りました。

戻ってゆっくり見てみると
やっぱり、宝生閑師でした。

この記事↓

 http://www.asahi.com/showbiz/stage/koten/TKY201101250272.html

能では、ある場所に僧が来ると、シテが現れる。シテは実は亡霊で、身の上や思いを語る、という展開が多い。能というのは、ワキが古代や中世にタイムスリップして見ている世界なのです。シテは、ワキを演じている私のために登場する、というわけです。


そう思うと、舞台にいて、とても楽しいですよ。その楽しさがなければ、板の間に2時間もじっと座ってはいられないですよ、ははは。   (朝日新聞2011年1月25日夕刊)



おワキの方は板の上でそんなことを考えていたのですか(^^)

観客として見る側もワキ方さんと同じ風景が見えた時が、
しみじみ「お能っていいなあ~」と思えるときかもしれません。

また、記事の中で師はこうも語られています。

亡霊だってせっかく現れたのに、相手に歌や文学の素養がなくて、「伊勢物語? それ何ですか」なんて言われたら困りますからね。分かってくれる人を選んで出て来るはずですよ。 (同上)

この「わかってくれる人」とはおワキが演じる
僧だったりのことを指しているのですが、
これも見る側にも当てはまるかも(><)

お能に出てくるお坊さんほどの知識人でないにしても、
見る側にもある程度「伊勢物語?何それ?」でない知識がないと、
おワキのお坊さんが見ている風景は見れないわけで。

今の学校でどれほど受験対策の品詞分解以外の
「古典」を教えてくれているのか、気になるところです。




 

funabenkei | 日々雑感・2(未分類) | 09:22 | - | - | - | - |

もうお正月も終わりですが...

JUGEMテーマ:日記・一般

ぎりぎりセーフで言わせてください。

あけましておめでとうございます、と。

個人的感覚としては、七草までが「松の内」のような気もするのですが、
関西では15日のとんど焼きまでを「松の内」というそうで。

こういうときは都合の良い方を取りましょう(笑)

今日はそのとんど焼きに行ってきました。

クリックで挿入

近くの小学校で、厄除けの灰だけでなく、
とんどの火で焼いた焼き芋までごちそうになりました。
(写真が小さいですが、火の回りに見えている箱が、
これから焼かれるのを待っているお芋さんたちです。)

年末年始に仕事を抱えてバタバタとしていたのが、
やっと落ち着いたと思ったら、お正月ももう終わりですが、
きりっと気持ちを切り替えて、
今年も頑張るとしましょうか。

今年は「能楽の淵」にもうれしい変化がありそうな予感。
これでこそ、この数年、息絶え絶えながらも、
どうにか続けてきた甲斐があったというもの。

お師匠@柏木ゆげひさん、頼みましたよ!

遅ればせながら、今年も「能楽の淵」をよろしくお願いいたします。

2011年 正月 睦月吉日 ようこ

funabenkei | 日々雑感・2(未分類) | 19:29 | - | - | - | - |

ゆく年くる年

 今年も残すところあと少しとなりました。

このぐらいの時間帯は、いつも紅白の進行具合とともに今年中にやり残したことを片付けるのにキリキリしているのですが、今年は紅白が始まるのが遅かった分、実際の時間の割にはのんびり構えています。

さて、このところ年末には、新春の翁の奉納のある神社等を挙げるのが恒例になっていましたが、今年は例年になく忙しく、結局そこまで手が回りませんでした。

もうひとつに自分では翁の奉納があろうがなかろうが初詣は近所の神社に出かけるのがせいぜい、っていうのもあるのですが....。(だから調べていても面白くない(--;))

3が日は親戚廻りやら来客やら、なんやかんやとあって、出歩くわけにもいきません。個人的には正月の「お勤め」からは解放されてかつ正月気分もまだ抜けない、5日~7日あたりに新春能・狂言なんてのがあるとうれしいな、と思います。いや、今もないわけではないですが、もっと増えてもいいかな、とか。

それはさておき、翁奉納。参考までに、こちらが今年(2010年)の奉納です。

http://blog.funabenkei.daa.jp/?month=200912

これまでの経験上、毎年変わりはないように思われるのですが...
開催の有無(そもそも明日は天気も心配)、時間場所の変更等にはご注意ください。

それでは皆様良いお年をお迎えくださいませ。
funabenkei | 日々雑感・2(未分類) | 21:45 | - | - | - | - |

春の壬生狂言

業務連絡です。

去年は新型インフルエンザの影響で中止になってしまった阿部野薪能。
今年は5月20日にあるそうです。リベンジで去年と同じ演目?

応募締め切りは4月24日です。お早めに!

第24回浪速津南阿部野薪能

◆5月20日(木) 18時〜20時半 於・阿倍野神社(大阪市阿倍野区)
 ※雨天の場合、翌日に順延。両日とも雨の場合、中止。
★能「芦刈」 山本彰弘
★狂言「因幡堂」 善竹忠一郎
●350組無料ご招待。官製往復ハガキにて申し込み。
 往信用ハガキに2名(ペアでご招待のため)の
 住所・氏名・年齢・性別・電話番号を記入し、
 返信用ハガキに代表者の住所・氏名を記入すること。
 宛先:
 〒545-0035 大阪府大阪市阿倍野区北畠3-7-20 
 阿部野神社社務所内「第24回浪速津南阿部野薪能実行委員会」 
 ※4月24日(土)の消印有効。応募多数の場合、抽選。
<問い合わせ先>阿部野神社社務所 06-6661-6243


業務連絡2・2010年の春の壬生狂言は以下の通りです。

春の壬生狂言

◆2010年4月21日〜29日 13時〜17時半(受付開始12時) 
 ※29日のみ13時〜17時半、18時〜22時
 於・壬生寺(京都市中京区)

★1日に5番演じられます。(演目はその日にならないとわからないそうです)

●大人800円、中高生600円 小学生400円


以上、業務連絡2件でした。
funabenkei | 日々雑感・2(未分類) | 12:17 | - | - | - | - |

和洋比率

ご家庭に

先日は節分の話を書くのにいろいろ調べたので、自分自身も一つは行きたくなってしまいました。京都までは無理としても一番近い長田ぐらいなら、と会社のアルバイトさんに「お昼休み、長田までいかへん?」と声を掛けてみましたところ、返ってきた返事は、Yes or No の代わりに、「この案件は今週中で、次の○○は今月中にいるんでしたよね」とまことに優等生な業務確認。仕方がないので、おとなしくいつも通り、仕事しながらお弁当を食べました。

夜は家で恵方巻といわし。形ばかりの豆まきと年の数プラス1のお豆を食べて。といってもきちんと○十○個もお豆を食べるとお腹が膨れるので、五色豆一つを5歳分換算で、五色豆も福豆もおいしくいただきました(どちらもやっぱり吉田ピーナツ食品のものでした・笑)。

トップの写真は、ここまでの話と何のつながりもないのですが、先日来、気になっていること。とっても映りが悪くて申し訳ないのですが、右の三人が和装(着物の女性二人の間に羽織姿の男性が隠れています)、左の二人が洋装なのがわかっていただけますでしょうか?それに畳に卓袱台で、飲んでいるものはウイスキー(たぶんハイボール?)。

きっと今の日本の和洋の比率もこの絵のような比率なら、伝統芸能ももう少し生きやすいだろうな...なんて。

何の根拠もない、漠然とした感覚的なものですが。

ちなみにこの写真は昭和30年代のサントリーウイスキーのテレビCMです。サントリー山崎蒸留所にて見かけたものです。
funabenkei | 日々雑感・2(未分類) | 10:43 | - | - | - | - |

節分奉納

昨日橋元知事は早くも豆まきをされていたようですが、気づけばもう年が明けて1カ月が経ってしまいました。みなさまいかがお過ごしでしょうか?

カレンダーにも載せましたが、今年の節分の狂言奉納の情報です。すみません、もう明日の話です(こっこさん、せっかくご連絡いただいたのにすみません(汗))。もし私のように朝起きたときの気分でその日の行動を決める方がいらっしゃいましたら、どうぞ(^^;)


以下、いずれも2月3日(水)、観覧は無料です。
平安神宮節分奉納
15時頃
茂山千之丞社中による奉納狂言
<問い合わせ先>平安神宮 075-761-0221

北野天満宮節分奉納
13時頃 
茂山千五郎社中による節分追儺式
<問い合わせ先>北野天満宮 075-461-0005

千本釈迦堂節分奉納
15時頃
茂山千五郎家による節分追儺式
<問い合わせ先>千本釈迦堂 075-461-5973



「能・狂言」そのものではないですが、京都では節分のお祭りがたくさんありますね。

まず、壬生寺の壬生狂言「節分」。
こちらは今日(2日)、明日(3日)午後1時から1時間おきに8公演ずつ(すごい!)されるそうです。個人的には壬生狂言、とてもユーモラスで大好きです。

それから、六波羅蜜寺の追儺式。膝丸の代わりに(?)六斎念仏で土蜘蛛をやっつけます。こちらは3日午後3時からだそうです。
注)膝丸=能「土蜘蛛」の源頼光の枕刀(@改名前)

どんどんお能からずれていきますが、松尾大社の「石見神楽」も見ごたえありそうですね(一度行きたい!)。スサノヲノミコトがヤマタノオロチを退治します。備中神楽(岡山県のお神楽です)では最後、ヤマタノオロチの首を切り落としてしまいますが、こちらはどうなるのでしょうね。時間を見たら、3日午前10時から午後4時の奉納となっています。やはりこちらも長いのでしょうか?(備中神楽は夜7時ごろから始まって朝方まで続きます。)

京都以外ではどうでしょうか?

地元神戸でいいますと、長田神社の追儺式には鬼が登場します。でも、「能」と言うと思いつく生田神社や湊川神社では意外にシンプルに(いや、人出はすごいんです。「能楽の淵」的基準では、ということで)豆まきがメインです。生田神社は芸能人の福男・福女が登場するのが有名です。今年のゲストはWBC世界バンタム級チャンピオン・長谷川穂積選手だそうです。

長田神社:古式追儺式神事 午後1時から(鬼が出てくるのは2時ごろ?)
生田神社:豆まき神事 午後2時から
湊川神社:豆まき神事 午前11時45分ごろ

今年は福が来るようにうちでも豆まきしようかな〜。(ちなみに「福豆」の関西エリアのシェアの大部分を占めている「吉田ピーナツ食品」さんは長田神社のご近所です^^)

funabenkei | 日々雑感・2(未分類) | 12:07 | - | - | - | - |

中秋の名月



本日は中秋の名月でした。
皆様お月見されましたでしょうか?




実は満月と同じ空に、今日は木星もきれいに輝いていました。
funabenkei | 日々雑感・2(未分類) | 22:29 | - | - | - | - |

秋ですね...



すっかりこちらのブログの方はご無沙汰してしまいました。
どうせ誰も見てないだろうし...なんて勝手に決め付けていましたが、もしまた更新してない!とお怒りの方がありましたら、ゴメンナサイ。

季節はいつの間にかすっかり秋ですね。今年はあまり残暑が厳しくないように思いますが、こういう年は暖冬になるのでしたっけ?

秋といえば、芸術の秋、だからかどうか知りませんが、能・狂言の世界も9月10月(11月前半も?)は誰が名づけたか「繁能期」。その割に公演情報カレンダーがさみしすぎる、このままではいけない!としばらくさぼっていた更新作業をやっと再開いたしました。

本当はここに「更新情報です」と載せたかったのですが、実際に作業をしてみると、あれ?これも載っていない、あれも載っていないとあまりにも追加した情報が多すぎたので、転載はやめておきます。どうぞ更新情報は「公演情報カレンダー」をご覧ください。

不景気のあおりをもろにくらって、暇になるかと思いきや(それも困るけど)、まさしく貧乏暇なしな状態でなかなか能楽堂に足を運ぶのも思うに任せない今日この頃ですので、「繁能期」にはすっかり乗り遅れてしまった感がありますが、せめて食卓にだけでも秋を...と先日の夕飯はサンマの塩焼きにしてみました^^。大きすぎてせっかくのさんま皿からはみだしているわ(*^^*)。(結局、食欲の秋かい!)

そういえば、昨夜の更新作業中も、外から聞こえてくる音は、蛙の声からすっかり秋の虫の声に変わっていましたっけ。

関西で能・狂言を楽しむためのサイト〜能楽の淵 公演情報カレンダー
funabenkei | 日々雑感・2(未分類) | 12:26 | - | - | - | - |

毎月29日は

今日は肉(ニク=29)の日だから、と仕事仲間で友人、かつ「能楽の淵」リニューアルの功労者であるSさんに教えてもらったサイト。

「エア焼肉」
※音、匂いありなので、職場等でご覧になっている方はご注意ください。

いやぁ、とてもおいしそうです。あまり役には立たないけど...。

あ、なんだか懐がさみしそうな師匠(@ゆげひさん)にはお勧めかもしれませんね。(って大きなお世話ですね^^;)
忙しくってたぶん見てないだろうに、ネタにしちゃった。ゴメンナサイ。




と、焼肉なんて言っている場合じゃなくて、公演情報、公演情報。

ただいま公演情報更新作業中です。
9月10月11月と8月の漏れている分も(またこれがいっぱいあるし--;)
まとめて更新中です。
今日、明日、明後日ぐらいには見えるように作業中ですので、
どうぞこちらもよろしくお願いします。

関西で能・狂言を楽しむサイト〜能楽の淵 公演情報カレンダー
funabenkei | 日々雑感・2(未分類) | 16:12 | - | - | - | - |

日食

あいにくの天気ですっかり観測をあきらめていました、日食。


先ほど外に出た折にふと空を見上げてみると、、、










見えました!三日月型の太陽が!


あたりが薄暗かったのは、曇っていたせいばかりではなかったようで^^。


一応写真撮影も試みてみました↓↓ (電線に屋根の庶民的なお空...)
部分日食_神戸


....木漏れ日を写すのは楽しみにしていましたが、まさか空に向かってレンズを向けるとは思っていなかったので....。でも、よく見ると、お日様が三日月型のようにも見えるでしょ?(このあと雲が厚くかかってしまったので、再挑戦はならず(><))


皆既日食の観測された場所では、夜のように真っ暗になったとか。


阿修羅が左手にもった日輪を右手で持った月輪でかくして起こすとも言われるらしい日食。


幽霊が当たり前に出て来た能・狂言の中の時代の人々は、どのように捉えていたのでしょうね。





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